【祈声】

歌:KAITO・IA


灰に帰す現の理 微睡に流るる時 
風和ぎの安らかなる結びを願いて瞑目す 
塵に消ゆ徒夢の理 影ろうは久遠の時 
五月雨に織り紡ぐは起こりの願いと瞑目す

燦々と降り注ぐ陽光 影法師 
賛々と諷詠せよ 祈り歌い捧げよ

この声の届く限り己を裂いて伝う 
泡沫に望む声が生を拭うまで

(燦々と降り注ぐ陽光 影法師) 
(賛々と諷詠せよ 祈り歌い捧げよ) 
祈り歌い捧げよ

等しく生は枯れ玉響の死に惑う 
上ぐる永久の祈り 彼の神へ 
祈り… 歌えや

三千大千世界の理を 
儚き嘆きに染め上げなぞるなら 
(祈りを途絶えまで) 
嗚 随神と面を伏せど 
掲ぐる声は終もなく

(燦々と降り注ぐ陽光 影法師) 
(賛々と諷詠せよ 祈り歌い捧げよ) 
歌い捧ぐ生の調べ 永久に紡ぐ 
歌い捧げよ

願うは夢の錦 祈りて奏で祀り慰む 
吾が為に祈念せし捧げる神楽歌

(願いを祈りとして祈りて捧ぐ祀りの盛儀) 
賛々と歌い継ぐ起こりを願う歌 
賛々と諷詠せし神が為の歌 
(彼の為に紡ぎしと声 高く天を打つ) 
賛々と歌い継ぐ結びを屠る歌 
賛々と諷詠せよ 天に放てよ

この声の届く限り己を裂いて伝う 
祈り重ね望む歌が生を繋ぐまで

(燦々と降り注ぐ陽光 影法師) 
(賛々と諷詠せよ 祈り歌い捧げよ) 
祈り…歌い捧げよ

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【狼獣】

歌:KAITO


穿つべき白亜の意味と 
分かつべき理性の意味と 
襲い来る既成の声と 
迫り来る衝動と

流れ込む他生の言葉にさえ惑わされるままに 
何もかもを塗り潰して

崩れ行く知性の声と 
忘れゆく個性の価値と 
辿り着く自責の意味と 
無くし得ぬ羨望と

問うべきは命の重さ 
掌に残る温もり 
誰が為に命宿り 
誰が為に死に行く?

遠ざかる生の音 
赤く染まり笑う幻想 
近づく満月の夜 
迎える玲瓏の

光る刃の辿りし軌跡は 
さまよい揺らめき傷痕増やした

月光に沈み煌くは青銀なる

光る刃を歯牙へと転じて 
こぼれる血潮に狂気を殺がんと 
歪む歪む人の心と 
望むかすかな眠り

薄緋に流るる清水の錆び付いた 
薫りに憂いたのは人の残り香

緋き水は黒く染まり 
沈み込む重さに委ね 
黒き杭を纏うままに 
痛みに慟哭して

崩れ行く知性の声と 
忘れ行く個性の価値と 
沈み行く理性の糸に叫ぶ声は掠れて 
生を受け育まれ愛されて老いていく 
必然の理を無秩序に踏み荒らし

美しい月明かりが囁く 
【Jhno Lew SweyTt Sew Mmet】 
【WeRRa-ey RitT ShweAt ShwnyTtRRew】

還らざる命の為祈りを捧げて 
満月の声を掻き消す咆哮 
クルエクルエと迫りし囁き 
頭蓋に響くは我が残声

穿つべき白亜の意味と 
分かつべき理性の意味と 
襲い来る既成の声と 
迫り来る衝動と

崩れ行く知性の声と 
忘れゆく個性の価値と 
辿り着く自責の意味と 
無くし得ぬ羨望と

腕の中冷えてゆく閉ざされた魂の 
生まれ来たその意味は誰が為繋がれて 
腕の中息絶えた返らざる魂は 
奪われるその為に生まれ来たはずも無い

理由さえわからぬ生に 
唯一つ確かな悲劇 
望まざる知性と理性 
この心さえ無ければ 
楽に生きられたろうに

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【神風祭】

歌:KAITO


夏草揺らした風が 君の笛の音に騒ぐ 
見上げた空は闇に

脈打つ 鼓動の様に 心を震わせリズム刻む 
暗い夜が明けるまで

歌い踊れ 
今宵限りの神風祭

さあ 空へ 歌え 叫べ 
願いが あの星屑まで届くように

さあ 今宵限りの神風祭 
夏の風が呼ぶ

僕の歌と君の笛の音 この風に乗り 
響けあの空へ

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【スサノヲ】

歌:KAITO


すがすがし 出雲の空に 
詠え 高らかに

黄泉の国と出雲国 
八百万の神は此処に集う 
海原と天とが交じり合う 
スサノヲは地に舞い降りた

斐の川の姫よ 
君を贄になど捧ぐものか 
必ずや この手で 
八岐大蛇を討取ろう

スサノヲ空を舞い踊る 
十束の剣を振りかぶり 
猛々し 大蛇の腹に 
散らせ 鬼灯の赤

八つの門に頭を垂れ 
ついに大蛇は倒れ伏す 
手にするは天叢雲剣 
偉大なる力持つ神の太刀

空へ立ち上る 
踏鞴場の細き煙の筋 
我が宮とこの心を 
心地よい風が包み込む

スサノヲ 空を仰ぎ詠う 
湧き立つ雲は高く白く 
すがすがし 出雲の空に 
詠え 高らかに

八雲立つ 
出雲八重垣 
妻ごみに 
八重垣作る 
その八重垣を

スサノヲ 時を生き続ける 
神在月の島根の天に 
すがすがし 出雲の空に 
歌え 高らかに

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【銀鱗】

歌:KAITO・Lily


瞳の奥に強く残る 
あの場所には 今も手は届かない 
深く深くに沈んだ僕は 
浮き上がることさえ許されてない

永遠に閉ざされた 
光届かぬ水底で 
誰かが手を差し伸べる 
夢物語を夢みる

水面へ向かう泡沫たち 
僕を取り残し 溶けてゆく 
誰も気づかないこの場所に 
波紋は描かれない

耳を塞いで 口も噤んで 
流れに身を委ねて、を繰り返す 
わからないのに 解ろうとして 
呼吸は苦しくなってゆくばかり

このまま息を止めてしまえば 
楽になれるかと 
胸に手を当ててみるけれど 
何も変わりはしない

海色をした空を目指し 
鳥たちは羽ばたいて逝く 
僕を温める太陽など 
ありはしないのだろう

膝を抱えて耳を澄ます… 
「君ノ声ガ聴キタイ」 
描かれた波紋をなぞって 
喉を震わせ願う

水面へ向かう泡沫たち 
僕はもう惑わされはしない 
「ここには二度と戻らないから」 
それが 選んだ答え

深い海の底で輝いた 
剥がれ沈んだ 僕の欠片 
冷えた水底に届いた歌よ 
路を照らしておくれ

Mue'qu si…, 
メクスィ
mue'qu llo dhie'w na,veu, 
メクロディゥナヴ
lle wiir ah ve syi-n "Tuh ri ya"
レウィラヴェスィントゥリヤ

(…Vellwind thiy ow…)
ベルウィンズィオ

Phie mue'qu nus si ri llea,et.
フィエ メクヌスィリリア,エ

Allu,na.Tuh ri "vellwind thiy ow"! 
アル ナ トゥリヴェルウィンズィオ
(Llo dhie'w na.)
ロディゥナ

Lle fie ches ah eqoue dhiw ow.
レフィチェア エクディゥオ

Lle nus fera,phie;nus roow yie...
レヌ(ス)フェラフィェ、
ヌスロゥイェ

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【囃子唄】

歌:KAITO


妖し共よ 舞い踊れ 
今宵 誘う 人の世ぞ 
そぞろ吹きとじ 天狗風 
そして宴は 始まらん

七つ下がりの雨降れば 
妖し(あやし)の国の戸が開く 
魂(たま)の焔(ほむら)が
道標(みちしるべ) 
金色(こんじき)の夜に集え

水鶏の鼓(くいなのつづみ)
囃子(はやし)となりて 
風鳴り(かざなり)の笛吹き渡る 
人の音(ひとのと)途絶え
雨こもあがれ 
丑三つの刻よ

妖し共よ 舞い踊れ 
今宵 誘う 人の世ぞ 
そぞろ吹きとじ 天狗風 
そして宴は 始まらん

妖し共よ 舞い踊れ 
闇夜 響くは やんざ声 
土の香(か)広く 吹き渡る 
そして宴は 終夜(よもすがら)

袖の羽風(はかぜ)で黒雲祓え 
天満月(あまみつつき)よ
煌々(こうこう)と 
ひらり舞う蝶 月に磨けば 
天狗囃子 いま

妖し共よ 舞い踊れ 
闇夜 響くは やんざ声 
土の香(か)広く 吹き渡る 
そして宴は 終夜(よもすがら)

妖し共よ 舞い踊れ 
九尾の狐(くおのきつね)に
天狗ども 
五位の光(ごいのひかり)は
ほの青く 
宴を照らし 飛び去らん

妖し共よ 舞い踊れ 
今宵 宴は 終夜(よもすがら) 
鈴が音(ね)響け
手締め(てじめ)打て 
神も鬼子(おにこ)も 舞い踊れ

妖し共よ 舞い踊れ 
暁降(あかときくだち)訪れよ 
朝風吹けば 囃子絶え 
妖し(あやし)の刻は終わり告ぐ

神のまにまに

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【御伽囃子】

歌:KAITO


河童たちの水遊び
烏たちは空で舞い 
荷物置いておいでよ
僕たちの国へ

枯れ井戸の裏側 のぞいてみたら 
そこが入り口さ 御伽への近道 
さあ手をとりましょう
踊ってみましょう 
僕たちの国は 何も怖くない
ようこそ

見たこと無い夢景色
終わらない夜景色 
御伽の国は 本当にあるのさ

枯れ井戸の裏側 のぞいてみたら
そこが入り口さ 御伽への近道 
勇気を出しましょう
足鳴らしましょう 
御伽の祭りは 始まったばかり
これから

物語はじまり 笛の音響き 
囃子の唄が 国中に渡る 
手拍子鳴らしましょう
唄ってみましょう 
御伽の祭りは 始まったばかり
これから

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【忘れられた者の輪廻】

歌:KAITO


渇いた地にたつ 枯れぬ泉の森 
精霊は謡う 嘆きと憎しみ

森は呪詛に満ち満ちて
人の姿を拒む 
知らず森を侵した
哀れなる者は無惨に骸を晒す

天の慈悲もなく
大地はひび割れて 
畏れの森へ 望み託す

--ここは我らの領域 
IKI UOY RONA RERAWAHO KOK

--侵すことは赦さない 
IANA SURUYA HOTO KUSAKO

精霊が住まう 加護の森 
魂(いのち)捧げ 彼は願い請う 
ともしび尽きた その身は
泉の底へと堕ちてゆく 
魂も囚われ

--生命(ちから)泉(ここ)に 集まる 
URAMO DUTINO KOKARAKIT

薄れた記憶の中の 遠い願い 
精霊は謡う 嘆きと悲しみ

甦る 遠く遠く 昔抱いた願い 
魂(いのち)を捧げ果てた
彼の思いが喚び起こす 
我が身[精霊]の真実

贄の歌い手に 選ばれた不幸 
受け入れて 願ったのは
[何よりも]――

--大切な人の幸せ 
ESA WAISONO TIHANUTESIA T

--貴方が生きる現実を守ること 
O TOKURO MAMOWA MIU
RIKIAGA TANA

かつて人だった精霊は
奪った命を嘆き悲しみ 
溢れる涙
落ちる雨となり地を潤していく 
豊穣の大地へ

--守りたいと願った 
AT TAGENO TIA TIROMAM

--薄れていく記憶 
UKOI KUKIE TERUSU

--残酷な時の流れよ 
OYERAGA NON IKO
TANUKOK NNAZ

犠牲と引き換えの恵み 
闇き罪悪に民は怯えて 
死した歌い手
その存在はやがて封じられていく 
忘却の彼方へ

--みなの為に命を投げ出したのに 
INO NATISADE GANOWI TONI
INE MATONA NIM

--忘れ去られる惨い仕打ち 
ITU ISIOGU MURERA RASERUSAW

--嘆きの涙は憎悪の呪詛へ変わる 
URAWAKE HOSUYJO NOUO
ZAHADIMA NONIKEGAN

--泉に漂う精霊の―― 
ONI ERIESU OYADA TINIMUZI

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